
歯科一般診療について
ここ最近高度な、設備の中での歯科診療が、競い合うように全国で行われていると思います。
しかし、それはあくまでもDr.の技術的なサポートでしかなく現行の、車の自動運転の様な物ではないと思います。
人の噛み合わせは当たり前ですが人それぞれです。そんな中で、長年、奥歯がない状態で前歯だけで食事をとる方逆に、
前歯がなくて奥歯だけで食事をとる方もしくは、歯がなくて歯茎だけで食事する方様々です。
そんな中で我々医療従事者は、その方が受診された時に、その方の日常を考えて無理のないプランを考えるのが仕事と思います。
噛み癖というのは確実に永遠と残ります。それを加味しながら患者さんに対して最善の編み合わせを提案してくのが自分の仕事だと思っています。
これは、なかなか難しい事なのです。歯が無いから入歯を入れるとかインプラントを入れるとかそんな、安易な話ではありません。
噛み合わせ本当に、熟知してます。
お困りの方是非ご相談ください。

小児歯科とは
お子様が生涯健康な歯を維持していくためには、子どもの頃からの予防が大切です。
小児歯科は、虫歯を治療することはもちろん、大切なお子様の歯の健康を守る役割があります。
当院では虫歯が1本もないときから通っていただき、親御さんと一緒に健康的で丈夫な歯を育てていくサポートをしたいと考えています。
大切なお子様の将来のために、小児歯科治療でしっかりお子様の歯を守ってあげましょう。

子供の歯磨き
保護者磨き
歯が生えてきたら歯磨きのスタートです。
まず赤ちゃんが歯ブラシに慣れるようにしましょう。
歯ブラシを鉛筆の持ち方でにぎり、赤ちゃんの頭を親御さんの膝にのせて、寝かせた形で磨きます。
また、虫歯になりやすい奥歯の噛み合わせ4ヶ所と上の前歯は特に注意して磨きましょう。
歯ブラシの毛先を歯にきちんとあて、軽い力で小きざみに動かして磨きます。
手の力を抜いて優しく一本ずつ磨きましょう。
この時、上の前歯の近くにあるひだ(上唇小帯)を強くこすらないように気をつけましょう。
仕上げ磨き
お子様が上手に磨けるようになるまでは「仕上げ磨き」をしましょう。
特に3歳半からは乳歯が生えそろったり、顎が大きくなって歯と歯の間にすき間ができたり、口の中の変化の激しい大切な時期です。
生えはじめの背の低い奥歯や生え変わりの歯並びが凸凹している部分などは、歯ブラシが届きにくいので、歯ブラシを口のななめ横から入れ細かく動かすなどの工夫をして丁寧に磨くように心がけましょう。

点検磨き
小学1~2年生頃になると、永久歯が生えてきます。
永久歯はこれから一生使用するとても大切な歯です。
お子様が磨いた後には、不充分なところを磨いてあげるようにしましょう。
特に歯面は、3つに分けて考え、中央部は毛先全面を使って磨き、左右の隣接面は歯ブラシの脇で磨きましょう。
また、生えたての奥歯(6歳臼歯)は、やわらかく酸に弱いだけでなく、背も低いので、丁寧に磨きましょう。

お子様の歯を守るためには…
歯を削ることなく予防できるシーラント
奥歯の噛む面には溝があります。
ここは汚れが溜まりやすく、歯磨きがしにくいので虫歯になりやすい個所です。
この奥歯にシールをして虫歯を予防する方法がシーラントです。
シーラントは歯を削ることがないので痛みはありません。
ただし、このシールは剥がれることもありますので、定期的に検診をする必要があります。
また、シーラントを行ったからといって、必ずしも虫歯にならないという訳ではありません。
虫歯に強い歯をつくるフッ素
フッ素は歯を強くする成分で、抵抗力の弱い乳歯などを虫歯から守る薬剤です。
初期の虫歯を修復する効果や歯垢の中にある虫歯菌の働きも抑える効果もありますので、幼児期の虫歯予防には効果的です。
市場には「フッ素入り歯磨き粉」、「フッ素のうがい薬」などがありますが、歯医者による歯面へ直接のフッ素塗布がより効果的です。
フッ化物洗口のむし歯予防効果
1.洗口を開始してから生えてきた「永久歯」に対する予防効果は特に高い
2.洗口の期間が長い程、予防効果が高い。4歳から14歳くらいまで継続することが望ましい
3.洗口開始年齢が低いほど、高いむし歯予防効果が得られる
4.特に前歯のむし歯が減少する
5.洗口を止めてからも効果は持続する
6.むし歯多発傾向児が減少する
7.乳児のむし歯にも効果を発揮する
6才臼歯について
永久歯の第1大臼歯のことを一般的に6才臼歯といいます。
6才臼歯は永久歯の中で最も早く生えてくる歯です。一般的に6才頃に生えてくるのでこのように呼ばれています。
6才臼歯は上と下の歯の噛み合わせを決定するため、正しい場所に生えてこないと、次に生えてくる歯の歯並び、顔の形、噛み合わせに悪い影響を及ぼします。
また、乳歯の1番奥のさらに奥に生えてくるため、歯ブラシが届きづらく、虫歯になりやすい個所でもあります。生え始めの時期はエナメル質も柔らかく、酸にとても弱い状態なので注意が必要です。